(1)一般教養・時事問題でとった対策 新聞が第1志望だったので、新聞の精読は欠かさなかった。朝刊は2時間、夕刊でも1時間近くはかけないと、きちんと読む事は不可能だと思う。図書館などで各紙を読み比べるのも有効。特に節目となる出来事(靖国参拝問題・イラク戦争・有事法制など)の記事や社説を読み比べておくと、面接対策にもなる。 しかし新聞の精読はあくまで最低限であって、問題が解けるかは別問題。できるだけ多くの問題に当たって、「問題慣れ」しておいた方がいいと思う。新聞ダイジェストの巻末の問題や各社の過去問、参考書の問題などをできるだけ多く解いた。よくあるひっかけや傾向などが分かるので、過去問は絶対にやった方がいい。しかし1年前の「時事問題」はもはや時事的とは言えないので、あくまで傾向などを学ぶためにやる。過去の時事問題が完璧にできても意味がない。実際やってみてもたぶん5〜6割しかできないはず。 「一般教養の天才」などを一通りこなした。 マスコミの一般教養はとにかく広範囲に出題されるので、できるだけ広い媒体に触れた方がいいと思う。普段あまりテレビを観ない人なら、息抜きもかねてテレビを観た方がいいし、見た事もないような雑誌などを立ち読みしてみたら、新鮮な発見があったりする。新聞社なら、その会社が主催・共催する美術展・展覧会などもチェックした方がいい。今年の毎日ではバルビゾン派の展覧会を主催しており、筆記試験ではミレーの名前を答える問題が実際に出題された。 (2)漢字・国語でとった対策 ほとんど対策はしなかった。英語は、マークシートの新聞社やNHKなら切ってもそんなには問題がないはず。時事や一般教養に自信があればの話ではあるが。英語はやっても急激に伸びる事はないので、勉強の効率は悪いと思う。しかしたまに英字新聞などは見ておいた方がいい。新聞社なら、その会社が出している英字新聞から出題される事が多い。「日本と世界の英語ニュース120」(茅ヶ崎出版)という本を少しやった程度。Newsweekなど、ホームページで英語ニュースが見られるところもあるので、そこで時事用語などは見ておいた方がいいかも知れない。 時事問題なら実際に問題を解いてみる、論作文なら実際に書いてみる、ということが大切だと思う。見たり頭で考えているだけでは、なかなか身に付かないと思う。あとは積み重ね。今までどれだけ本を読んできたか、普段どれだけ新聞を読んでいるかがものを言う。就職活動で忙しくなってくると、毎日欠かさず朝夕刊をきちんと読むという事だけでもかなり大変だという事が分かると思う。それをどうやって継続できるかにかかっていると言えるかもしれない。「これだけやってきた」「嫌と言うほど新聞を読んできた」というのは、ある種の自信、バックボーンにもなると思う。 |