★01年度 NHK内定者(4)の筆記対策
 

 
 

(1)一般教養・時事問題でとった対策
 
一般教養については、日本史を中心に高校までに学習したことをおさらいしました。

 時事問題に関しては、一般紙、スポーツ紙、週刊誌などを乱読しました。やはり、多様な分野にわたって出題されるマスコミ試験に際しては色々な角度からひとつの物事を捉えておく必要があると思います。オヤジ系週刊誌をあなどってはいけません! とくに文藝春秋の人物寸評の試験では役立ちます!

(2)漢字・国語でとった対策
 
以前に買っていた漢字検定用の問題集を利用しました。漢字問題は、マークシートで回答させる企業が多いので、「書き」よりも「読み」を重視して勉強しました。漢字検定でいえば、2級レベルの対策をとっていれば十分だと思います。

(3)外国語でとった対策
 恥ずかしながら全くやりませんでした。何に手をつければいいのかも分からなかったもので……。周囲の人たちも「英語は勉強しない」という声が多かったので、流されてしまったのかもしれません。でも、全体的なウェイトがさほど大きくない分、他の問題でカバーできたと思います。

(4)作文・論文でとった対策
 
新聞記事を限られた時間内で極力短く要約していくという作業を繰り返し行いました。おかげで、少ない行数でも要点を詰め込むという書き方ができるようになったと思います。

 やっていくうちに自然とプロの文章作法も掴めてきますし、新聞記事を精読することにもつながります。最初は運動面から始めて、社会面、国際面、政治面、そして社説などへとステップアップしていくのがお薦めです。

(5)SPI・NSPIでとった対策
 
お恥ずかしいことに対策は全くとりませんでした。

(6)その他
 
マスコミを目指すにあたっては、やはり読解力と論述力が欠かせないと思います。現実に試験問題でもその点を問うものが多いですし、とくに新聞社やNHKでは論作文の比重が高くなっています。

 いかに自分の意見を相手に伝えるか。いかに相手の意見を理解するか。一朝一夕では身につけられそうもないことですが、それでも短期間で身につけようと思ったら、それらを仕事としているプロの皆さんの文章に少しでも多く触れてみるのが一番だと思います。文章構成や論理展開の仕方から文体に至るまで、参考になるものはゴロゴロ転がっていますから、これを利用しない手はありません。

 (1)や(4)で述べた対策法は、いまでも継続しています。これらが社会に出てからも、きっと役立つと思うからです。

 これからマスコミを受験しようと考えている人に言いたいのは、付け焼き刃の知識だけで受験するのだけは避けたほうがいいということ。『一般常識ハンドブック』などの本で身につけただけの知識で試験をクリアーできたとしても、入社(局)してから苦労すると思うから……。           

 

 
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