★01年度 NHK・朝日新聞・日経新聞
内定者の筆記対策
 

 

(1)一般教養・時事問題でとった対策

 試験対策として意識してやったこととしては、『新聞ダイジェスト』別冊や『朝日キーワード』などの時事用語解説の本を一応通読しました。その他、特別試験対策というわけではないですが、日頃から自分なりの視点から新聞各紙を読み比べていました。

 一般教養や時事問題の心構えとしては、いかに多くのことを正しく知っているかという知識が求められているのではないということをしっかり認識しておく必要があるのではないでしょうか。換言すると、論理的に考えてあり得ないだろうという選択肢を外していって、最後は勘を働かせればよいだけだということ。つまり、選択肢を外せるだけの論理的考えをするのに十分な最低限の知識さえ頭に入っていれば、あとは根本的な論理力の問題で、なんとかなると思います。

(2)漢字・国語でとった対策
 
特に何もしていません。

(3)外国語でとった対策
 
特に何もしていません。

(4)作文・論文でとった対策
 
マスコミ志望者同士で相互添削を行うメーリングリストに参加し、2回ほど投稿し他の学生に添削していただきました。ともすれば自己満足的になりがちな自分の文章を、第三者からの視点で見るうえで役に立ちました。

 個人的な印象ですが、抽象的な概念に基づいて論じるのではなく、自分の具体的な経験を思考の出発点をすること、が一番の近道かと思いました。

(5)SPI・NSPIでとった対策
 
SPIがどんなものなのかを知るために、問題集を1冊一通りやりました。それ以上やる必要があるとは感じませんでしたし、十分対応できました。

(6)その他
 
勝手な印象ですが、マスコミ一本に絞って就職活動をしている人や、いろんなマスコミ就職の予備校とかに通って必死になっている人に限って、筆記試験は通ってもどうしようもない面接をしているような気がします。

 どんなに稚拙でも自分なりの視点をしっかり持つこと、その自分なりの視点からこれまでの様々な経験を考え直すこと、そしてそれをしっかり整理して他人に伝えることが必要だと思います。

 そういった点に自信のない人は、就職活動を始めからマスコミ一本に絞ることなく、様々な業界に回り、様々な人と会うことです。そのなかできっと、様々な社会の見方を獲得できるでしょうし、様々なアドバイスを得ることができるでしょう。そしていろんな人と対話することで、自分のなかに潜んでいた「自分なりの視点やスタンス」を「発見」することができるのではないでしょうか。

 私は特別なマスコミ対策というものをやっていませんでしたが、他の業界の人々から受けた示唆が意外に役立ちました。

 

 
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