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講談社
〒112-8001
東京都文京区音羽2−12−21
TEL 03-5395-3416(総務局人材開発部)

http://www.kodansha.co.jp/

 講談社は、光文社、日刊現代、キングレコードなど、50社近い関連会社を抱えた「音羽グループ」(本社が、文京区音羽にあることからこう呼ばれている)の総帥である。
 出版物はあらゆるジャンルにわたる文字通りの総合出版社。マルチメディア部門の研究・開発にも力を入れるなど幅広い活動をしている。
 大手出版社としては例外的に職種別採用を実施しており、99年(2000年度採用)は編集、校閲、営業・経理・情報システム、写真の4部門で募集。但し、試験の日程や内容は、各部門ともほぼ同じである。
 短大卒は、必要に応じて採用を行っているが、ここ数年は募集していない。


〔99年度採用試験(98年実施)〕
 応募書類は、資料請求者に3月初旬から順次発送されたほか、本社受付でも配布した。

@書類提出 応募書類の締切は4月21日(必着)で、郵送または持参する。書類は、自己紹介書と面接カード、作文、寸評。
 作文のテーマは「力」(800字)。寸評は各60字で、テーマは「ビッグバン」「住民投票」「Candle in the wind」。
 応募者数は約6500人。書類選考はない。
A筆記試験 5月9日(東京・大阪)。政治、社会、最近の流行、雑学など 100題の一般教養と能力テスト(SPI)。約1000人が通過。
B1次面接 5月16〜18日。3人による個人面接で、時間は約15分。質問は志望書に沿った内容で、やりたい企画、なぜ出版志望か、など。通過者は230人。速達で連絡が届く。
C2次面接 5月23・24日。6人程度のグループに分かれ、局長、部長、編集長クラス5〜6人の前で集団討論を行った後、同じ面接者と個人面接を行う。討論のテーマは「夫婦別姓」「安室奈美恵の出産と少子化」「ごみ問題とリサイクル」など。時間は30分ほど。面接者は討論にはタッチしない。個人面接は15分程度で、討論についての感想、やりたい雑誌、他社受験状況などを訊かれた。
 同日、適性検査(性格検査)が実施されたほか、編集志望者にのみ、写真を使ったクリエイティブテストも行われた。クリエイティブテストは、与えられた写真にタイトルとキャプションをつけるもの。写真は日時によって異なり、橋本首相やサッカーの岡田監督など。校閲志望者には職務適性テストも実施。
 54人に通過の連絡が速達で届いた。
D最終面接 5月30・31日。役員ら9人と受験者2人の面接。最初に社長から志望動機を訊かれ、それぞれが答えた後、各役員より質問。内容はおおむね志望書に沿ったもので、大学でのサークル活動、入社したらやりたい企画、アルバイト経験のことなど。時間は約20分。健康診断も同日行われた。
 内定者には数日後、電話で連絡があった。男性が19人、女性が7人。職種別では編集が男性13人、女性6人、営業が男性5人、校閲が男性1人、女性1人だった。
 なお、短大卒の採用は行われなかった。



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