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【特集】映画界の徹底研究

<総論>日本映画の「活況」は果たして本物か
邦画が興収で洋画を上回ったが、全体の観客動員数は?

◇TV局はいまや最大の映画製作会社だ 廣田恵介
フジ、日テレ、TBSを筆頭に各局が映画事業を展開

◆映画界を左右する芸能プロの続々参入 七瀬恭一郎
スターダストプロ、ホリプロ、吉本興業など

◆「フラガール」「パッチギ」で注目されるシネカノン
独立系映画会社の持つ大きな役割 李鳳宇(シネカノン代表)

◆プロデューサーが語る北野武映画の真髄は
「監督・ばんざい!」は映画を壊す映画 森昌行(オフィス北野代表)

◆広告制作会社から出発したROBOTの戦略
最初は皆が反対した「ALWAYS」 阿部秀司(ROBOT代表)

◆アスミック・エース エンタテインメントの映画づくりとは
映画が好きな人のために映画を作る 小川真司
(アスミック・エース エンタテインメント/プロデューサー)

◆極端に言えば誰でも映画を作れる時代が訪れた
「サイドカーに犬」と映画界の現状 根岸吉太郎(映画監督)

◆気鋭の30歳若手監督インタビュー
「天然コケッコー」と「監督」という仕事 山下敦弘(映画監督)

◆国が喜ぶような映画は映画界をだめにする!
絶対に撮りたかった「実録・連合赤軍」 若松孝二(映画監督)

<座談会>若手プロデューサーが見た日本映画界
20~30代の若手プロデューサーが活躍する時代、彼らの目から見た映画界の現状は...
......中村陽介(角川映画)×川村元気(東宝)×宇田充(アスミッ・エース エンタテインメント)×細谷まどか(博報堂DYメディアパートナーズ)


◇異色作家対談......柳美里×佐藤優
死者に向けて書くということ
『月へのぼったケンタロウくん』著者と大宅ノンフィクション賞受賞者が語りあった

◇調査委員会の一員を務め、事件を機に強化されたBPO委員も務める筆者の渾身レポー ト!
テレビの病理としての「あるある大事典」捏造問題......吉岡忍

◇現役マジシャンが語ったマジックブームの内実
異例のマジック裁判は誰を裁くのか......ゆうきとも

◇AV業界関係者座談会AV業界はいま、どうなっているのか
......カンパニー松尾×日比野正明×二村ヒトシ×篠田昌宏×
平本一穂×高橋訓史×長江隆美×本橋信宏
着実に時代の波は押し寄せている。AV業界にも作家性かマーケティング重視かの議論が

■巻頭グラビア

  • 風刺天国⑨ 憲法改定礼賛映画「靖国で会おう」 マッド・アマノ
  • 柳美里VS佐藤優 柳さん倒れる!
  • がんとの闘い 筑紫哲也と藤原伊織
  • 映画監督の多様性と変貌
  • 若松孝二「実録・連合赤軍」の撮影現場
  • 今月のカラクリ雑誌⑳ からくり伝統3Dメガネ 『週刊実話』他 今柊二

<連載コラム>

  • ナショナリズムという病理 沖縄密約事件とマスメディア 佐藤優
  • こころの時代 解体新書 銃乱射事件と母親殺害 香山リカ
  • 極私的メディア論 知って犯す間違い 森達也
  • 「非国民」のすすめ 都立永福学園の現実 斎藤貴男
  • タレント文化人 筆刀両断!「細木数子」 佐高信
  • 言論の覚悟 ニューヨーク・憲法大討論 鈴木邦男
  • ニッポン欲望列島 それぞれの就職ここだけの話 本橋信宏
  • 大川前総裁の月刊『壊(こわす)』 銃と暴力にどう立ち向かうか 大川豊
  • バカ裁判傍聴記 信じられない事件 阿曽山大噴火
  • 新世紀オタク清談 鉄オタブームは来るか 唐沢俊一×岡田斗司夫(70.7キロ)
  • 日本映画界を支える映画会社の戦略 松谷創一郎 
    東宝、松竹、東映、角川映画の動向は...

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