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安倍政権のネット戦略

ISBN 978-4-904795-25-5
2013年7月24日発行
定価 720円+税

話題の安倍政権のメディア戦略、特にネット戦略について論じた、タイムリーな1冊! 安倍首相はなぜツイッターよりフェイスブックを選んだのか! 安倍首相からフェイスブックで名指し批判された香山リカさんの反論も! 民主党政権で広報担当の一翼を担った下村健一さんが自民・民主両党の広報戦略を比較検証!

目次

1 なぜ安倍首相をネット右翼は支えるのか  
津田大介×安田浩一×鈴木邦男

ネット選挙解禁と安倍政権/ツイッターよりフェイスブックを選択/シンプルで強い言葉がうけるネット世論/ 無職や非正規労働者が多いネット右翼/ユーチューブでの動画公開が大きかった/効率的に取り組んだ自民のネット戦略/右翼的ネット世論の両面性と可能性 

2 安倍政権はネットをどう利用しているのか  中川淳一郎
ネット活用においては自民党が民主党を圧倒/自民党とJ─NSCとの関係/ネトウヨ的空気を一方で巧みに利用/安倍首相自身の暴走もまた止まらない/史上初のネトウヨ総理による誤爆の数々/どうなるネット選挙解禁後の政治の行方

3 民主党政権と安倍政権のメディア対応はどこが違うのか    香山リカ×下村健一×マエキタミヤコ
民主党政権下での広報を始めた途端に震災が/エリートのパニックは政治家も専門家も/民主党の広報の失敗と自民党のメディア対応/ 政権交代で広報体制はどう変わったのか/安倍政権の意識的なネットの活用/ネット選挙解禁はどんな影響をもたらす?/じっさいははずしまくっている安倍首相のパフォーマンス

4 安倍首相からの「批難」に応える  香山リカ
「救国」という軽くて重い病/安倍総理で日本の病理は"重症化"/香山リカの本職は〈安倍批難〉か

5 私が体験したニコニコ動画と政治との関わり  亀松太郎
政権交代による会見開放 ニコ動がニュースへ進出/3人所帯が30人体制に ニュース部門の急拡大/ドル箱の「着うた」不振 売上構造変化で利益低下/ 「プラットフォーム」宣言 中立の中継役に徹する/既存メディアと異なるニコ動ネット世論調査/既存メディアとすみ分けインタラクティブ性重視

6 ヘイトスピーチ繰り返すネット右翼「嫌韓」の背景  安田浩一
新大久保での聞くに堪えないヘイトスピーチ/竹島問題での対立でエスカレート/韓国始め海外でも報道されている/ヘイトスピーチの中心は「在特会」メンバー/ 嫌韓デモに抗議する行動も拡大/ネット社会から生まれた愛国者たちの怨嗟の声

7 安倍政権はマスメディアにどう対応したか    高野孟
新聞・テレビのトップが総理と「会食」/ワイドショーや週刊誌への目配りは.../衝動的、短絡的になりやすいSNSの落し穴

あとがきに代えて マスメディアに何が問われているのか   篠田博之

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